労働を強制していることにほかならない

  自分のしたことに対して、相手が感謝しているかどうかがわからないと、やる気をなくしてしまうのである。人に何かをしてもらって、またしてもらいたいと思ったら、「ありがとう」と言うのだ。

  しかし、あちらこちらの職場で、部下を奴線と同じようなかたちで使っている上司は少なくない。そのような上司は、部下を奴隷のように扱っているとは思っていない。しかし、特定の仕事を、「やれ」と命令していれば、労働を強制していることにほかならない。